委託会社 詳しい内容と稼働するメリット・デメリット

委託会社とは? 軽貨物編
この記事では
委託会社ってそもそも何?
どんなふうに探すの?
どんなところに気をつければいいの?  など
せんきゅー
せんきゅー

初心者 軽貨物ドライバーが

初めて 委託会社と

契約する際の注意点

手数料の相場、その他の手数料や

気をつけるポイントや

メリット・デメリットなど

についてわかりやすく解説

します。

委託会社(いたくがいしゃ)とは?

軽貨物事業のほとんどが個人事業主か
法人 そして契約は
自分で依頼主を探して直接請け負う
直請け(ちょくうけ)と呼ばれるものか

運送業者から仕事を請け負う
業務委託契約(ぎょうむいたくけいやく)
となり

その仕事を紹介してくれる
運送会社のことを
委託会社(いたくがいしゃ)
または
協力会社などといいます。

求人広告などには
車両持込み 軽貨物ドライバー募集
業務委託ドライバー 募集と

なっていた場合はほぼ
業務委託契約(ぎょうむいたくけいやく)
となります。

委託会社の 委託手数料(マージン)は?

一般の相場は 仕事案件の10%~20%の間です。

例を上げると

宅配で個数単価(1個配達完了でいくら)
の場合

(一個 配達完了で180円(税込み)
の場合 で 委託手数料が 15%の計算だと

180円×15%=27円
180円-27円=153円が実質の手取りで
一日に 100個 配ると 153円×100=15300円
それを25日稼働すると
15300円×25=382500円が実際の売上となります。

車建ての場合 (軽貨物車両一台を貸し切りにした場合)
07:00~15:00まで で 12000円 などの仕事だと

12000円×15%=1800円
12000円-1800円=10200円が
実際の売上 となります。

その他に委託会社に 引かれる費用は?

電算処理費や事務手数料など
(会社によって名目は様々
取引先への請求書の作成や売上の計算の代行費用になります。
大体の委託会社が 5千円~1万円 程度です。

あとは最初の委託契約の際に契約料がかかるところや
その他 厚生費 とか 貨物保険料など
が他でかかる場合もあります。

貨物保険(車の事故により荷物が破損、紛失
などの時に保証してくれる保険)や

業務災害総合保険
(仕事中に怪我などをして一定期間働けなくなった時の
お見舞金や入院費などを補填してくれる保険)

などは委託会社単位で入ってるところに一緒に
入ったほうが割安なので最初に聞いてみましょう。

委託会社に所属する メリット

1.安定して 仕事を 紹介してもらえる

委託会社に所属する一番のメリットとしては
比較的安定して仕事がもらえる

ところでしょう 比較的といったのは
エリアによっては
閑散期(軽貨物業界で暇になる時期
などには荷物量が一気に減少したり

取引先との契約が終了したりして
しまうと仕事自体がなくなり
契約解除の自体の可能性もあるのです。

軽貨物をフリーランスでやる以上
仕事の確保は自分でしなければなりません。
自分で営業をかけて個別で定期的な
仕事を荷主様から直接
請け負えるのがベストで、
一番単価もいいのですが

いきなり軽貨物をはじめて
営業して仕事を請け負ったり、
それを継続するのはかなり
難しいです。

委託手数料は 広告費と考えてそれで
ある程度は 安定して 仕事がもらえるので 毎月の
売上が計算できるのは フリーランスにとっては
大きなメリットといえます。

2.緊急の場合 代走してくれる ドライバーを手配してくれる。

軽貨物 フリーランスは
基本的には会社員とは違うので
一度受けた仕事は必ず遂行
しなければなりません。

自分の都合や体調不良で
休んだりしては信用問題に
なり最悪の場合
次から仕事がなくなること
もあります。

委託会社に所属していると
身内の不幸や 体調不良等の
緊急時には
自分の代わりのドライバーを手配してくれたり
会社によっては
お盆や正月休みを前もっていえば 調整して
くれたりします。

基本的には急な休みは
常識的にはどこでも
嫌がられますが
委託会社の場合
この辺のフォローも
あるので多少の
安心材料になります。

3.トラブル対応

荷物の誤配(まちがって配達してしまった)や
荷物の紛失、破損などのトラブル時には
荷主様との間にはいって謝罪してくれたり
交渉してもらえたりするのも大きな
メリットかと思います。

その他にも
車検の間や
急な車両トラブル(故障
の時には
黒ナンバーの車両を
貸し出ししてくれたり(有料
寮の初期費用を出してくれたりするところもあります。

委託会社に所属する デメリット

1.売上の支払いが遅い

大体の委託会社の支払いサイクルは
月末締めの翌々月末払い

つまり

1月分の売上は3月の末に支払い
となるケースが多く
まるまる2ヶ月は無収入となってしまう。

委託会社によっては売上の前借り?
先払いもしているが
その場合
手数料が10%から15%とこれまた 高い・・

委託手数料と合わせと25%から35%引かれる計算に

なり 総売上が仮に

40万円だとすると35%だとすると 14万円
25%でも10万円引かれる 計算になる・・・
なのでできることなら

最初の2ヶ月は無給でも乗り切れる
資金が欲しいところです。

最悪サラ金の金利のほうが安いかも

2.委託契約が 突然切れる こともある

当たり前のことですが

こちらに非がある場合
が即契約解除になる
可能性もあります。

常識的なことですが

遅刻が多い

車でタバコを吸って荷物に
タバコのニオイがついてしまっている

配達の遅延(時間指定に間に合わない
や早配(時間指定より早く配達
などで
お客様からクレームがくる

配達の際に事故をしてしまったり
お客様や他の委託ドライバーと
揉め事を起こしたり

これらの問題を起こしてしまうと
一発で契約解除もありえます。
最悪の場合違約金や損害賠償も
発生したりします。

こちらに非がない場合
の契約解除については
最初のデメリットでも
少しふれましたが

委託会社が元請けの
会社から契約を切られて
仕事がなくなるパターン

閑散期などでドライバーの
荷物の量に対してドライバーの
数が多くなって来てしまった
場合は契約解除になる
可能性もあります。

3.悪徳な委託会社も存在する

あくまで一部なのですが
軽貨物初心者や未経験
なのをいいことに
相場以上の金額を普通に提示してくる
業者も多数います。 売上の20%以上の委託料だったり
最初から案件の単価を下げて その分委託料を下げたり
消費税を荷主からもらっているのに 案件価格を込みの
金額にしたりと様々です。

委託会社から売上が入ってくるのは
約2ヶ月後なので そこで売上が入ってきて
はじめて話が違う!金額が最初に聞いてたの
と全然違う!となっては目も当てられません。

初心者の頃は委託料?
電算処理費? ホワイ?といった感じで右も左も
わからずに 面談のときにしっかり聞きたいことも聞けず
あとから トラブルのもとになるので

面談(面接)の時にしっかり聞いて
メモなどをとって
置くといいでしょう。
ちなみに私はボイスメモで
録音していました。

個人的には 上記のメリット・デメリットを
加味しても、最初は委託会社に所属したほうが
メリットは大きいと考えています。

かくゆう私も 委託会社を決めるまで
大体20社くらいは 話を聞きに行きました。
のでその経験から必ず聞いておいたほうがいいことを
まとめておきましたいので参考にしてみてください。

失敗しない 委託会社を 選ぶコツと必ず面談で聞くこと

1.委託手数料
2.その他に引かれる金額
3.売上入金のサイクルと売上のシュミレーション
4.前借りするときの手数料
5.困った時のサポートはしてくれるか?
(未経験での横乗り 研修制度 未配を出しそうな時の
サポート体制など)
6.車両をレンタルする場合
リース料金 メンテナンス料金が込みか?
車検、保険は込みか?
7.貨物保険は自分で加入か会社で一緒に加入か?
8.制服はあるか?その場合制服代など
9.緊急時のお休みなどに対応してくれるか?

最低でもこのくらいは聞いて
納得した上で委託会社を選びましょう。
手数料が安ければいい会社という訳
ではありません。

ドライバーの教育
やフォローが手厚い会社かどうかも
重要で 荷物だけ持たされて あとは
個人事業主なんだから 自己責任で
なんて会社もあるのでなるべく
沢山の会社と面談して 色々聞いて
決めましょう。

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